◆起業して倒産しました。失敗からの学びと倒産まで。

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偉ぶるわけではありませんが、少しでもみなさんに知って頂きたいと思い今日は起業失敗体験を書きます。

いまこれを読んでくださっているあなたは起業したい、独立したいですか?

そんな方のための僕が籍を置いていた会社が倒産したのでその経験を元に、どのように事業をスタートさせてどう進んでいったのかお話をします。

ただし、大手企業や企業に長年勤めていて、そこから起業した方ではなく、学生起業やコネや人脈のない起業家向けのお話しです。
※僕は六大学でなく大手企業でもないポンコツです。_(┐「ε:)_ズコー
僕が何ものか知りたい方はこちら

ベンチャーやスタートアップと聞くと、国から資金調達したり、ベンチャーキャピタルから資金調達し、起業ってとてもキラキラしているイメージがあると思いますが実際はそんなことありません。
資金調達はあくまでも資金を株を対価に資金を受け取るか、融資という形なのでそのビジネスがきちんとマネタイズされていなければ3000万の資金調達をしても1年か2年でなくなってしまうでしょう。
また資金調達できればいいですが、できなければその会社や倒産するしか道がなくなるのです。

結局はマネタイズがきちんとできているか否かが大事なのでマネタイズがなく希望しかない会社はいずれ破滅します。

前座はやめてそろそろ僕が在籍していた会社についてお話しましょう。

2015年5月にベンチャー会社が倒産しました。
負債は大体1000万円近く、創業1年で倒産しました。

友人が代表取締役(24歳)として関西から東京に上京し、2014年5月に起業し、僕が従業員として籍を置いていた会社です。他にはアルバイトと業務委託の方がいました。
事業内容としては、システム開発、輸入事業、ECサイト事業(サイト3つ)の3つの事業を展開していました。

5月に創業し資金調達(200万程)し、資金を固めて会社は始まりました。
最初の収入源としては元々社長が運営していたECサイト(1つ)と縁故の輸入事業を軸に展開していきました。
初月の売り上げとしては数十万円程度で、会社としてはギリギリですが、0ではないので運転はできていると言ったところでした。
それと並行し融資とシステム開発を進めていました。システム開発は社長が縁故からの受託がとれるということで行く行くは大きくなる事業という想定でした。

誰しもがわかっていることですが、ビジネスは3つの収益構造しかありません。
イニシャル型・・・初期費用のみ入るもの。販売系。時計や不動産売買。
ストック型・・・毎月の固定費用が入ってくるもの。保険や不動産賃貸。
エクイティ型・・・顧客の利用頻度により収益が変わるもの。通信費や完全歩合の営業。

どんな会社もストックとエクイティを求めるのは間違いありません。僕がいた会社も僕もそうです。

会社のスタート時のビジネス展開としては
・ECサイト(1つ)←イニシャル収益
・輸入事業←イニシャル収益

から年度内の短期目標として
・ECサイト(3つ)←イニシャル収益
・システム開発←イニシャル収益
・セミナー&コンサル業←イニシャル収益+ストック型

にし長期的には
・自社サービス←ストック収益
・システム開発←エクイティ+ストック収益
にしていくのが目標でした。

しかし会社が傾いたのは創業してすぐでした。
事務所を借りて色々な機材などを導入すると100万なんて一瞬でなくなりました。

6月
スタート時のECサイト1つを3つにするという目標とセミナー業が会社の転換期でしたが、ECサイトが思った以上に収益が出ませんでした。
このECサイト2つが転んだ理由としては明白で、元々やっていたECサイトはそこそこ売れていたので『商品数を出せば売れる。』という、1つめのECサイトが『なぜ売れていたのか?』という成功要因を知らずに挑戦したことでした。
ECサイトといえど商品が変われば市場が変わりマーケティングも変わります。ECサイトがカラーミーなのかアマゾンなのかヤフーショップなのかで戦略も変わりますが、そこを考えずに取り組んだことが仇となりました。

7月
そしてその次に控えていたセミナー業ですが、こちらもうちの会社と提携先とうまく行かずに赤字数十万という状況になりました。
社長としてはECが伸び悩んでもこのセミナーで粗利1000万くらいは見越していただけに、ここで0になったのがかなりの痛手となりました。
融資は降りたものの、収益事業がないので会社は以前として劣悪なままです。

8月
諸々の経費をカットするため色々な無駄をカットし、資金もないため東京にあった事務所も撤退しました。事務所撤退の一因としては社長の縁故でとれるシステム開発は関西のため、頻繁に関西に帰ることが多くなり、僕の業務はリモートでもできるので在宅という形になりました。
この時点が会社としてはほぼ傾ききっていました。ただまだ可能性があるという状態です。
そして再起を図るため10月に再度セミナーを行うことを決定させました。

9月
7月にある方から譲り受けた過去に売り上げが出ていたECサイトを運営して会社を立て直せというありがたいチャンスがありましたが、これも仕入れ50万程にもかかわらず、売り上げ20万程度で赤字になりました。

10月以降ー5月
結局セミナー&商品説明会に併せたツール開発が遅れたことにより1月にオープンとなりました。
社長がセミナーの主役でしたが、その頃本人は縁故のシステム開発の受託営業に必死だったが故にうまく連携がとれずお客様と会社(業務提携先とも)でトラブルが続出しました。
そして売り上げも1000万以上ありましたが、トラブルにより返金や謝罪の嵐となり、このまま会社は潰すことになりました。

ざっくりと書きましたが、だいたいの流れはこのような所です。

倒産した要因は社長だけでなく全員にあると思っています。僕もそこを右腕として奮起できなかったのは無念でした。
今回この会社が倒産したことは非常に残念ですが、僕はその社長にはとてもお世話になったし、すごく感謝しています。
怒りや憎しみ等の気持ちはありません。
最終的に社長は『逃』という選択をしてしまいましたが、気持ちはわかりますし、また近い将来一緒に飯を食べれたらなと思っています。

僕も会社を起こし5年目になりますが、その倒産してしまった社長の隣で1年間ずっと雑務からディレクションやら財務まで経験したことにより、学んだことがたくさんありました。

そしてそれは自分の会社にも多いに影響されました。

◇倒産と社長の側近として学んだこと◇
・日銭のビジネスは1つに絞る
創業時に資金調達できなかった場合に、即金でお金になるビジネスはとても大事です。
ただそのビジネスをたくさん持っていても会社の成長はありません。
そしてその日銭のビジネスは、理想は創業前から利益を出しておくべきですが、創業後に半月で目が出なかったら
次の日銭のビジネスをするべきだと思います。
来月のメシも食えない会社が日銭ビジネスで稼ぐのに三ヶ月も時間をかけている余裕はありません。それなら日雇いのバイトをしたほうがマシです。

・可能性より確実性
当たったらすごそう、このビジネスは業界が変わる、イノベーションが起こるetc
このようなことを考えるのは多いに素晴らしいことだと思います。
ただfacebookのマークザッカーバーグやAmazonのジェフベゾスのような鬼才天才でなければイノベーションを起こすことはそう簡単ではありません。
夢を見るのも素晴らしいことですが、そのアイデアの先にお客さんがいますか?
そのアイデアのプロトタイプを作り、半年経ってもお客さんがつかないようであれば、それは業界が変わるアイデアでなく、妄想です。ましてや資金調達すらできなければ、誰にも認めてもらえてないということなのです。
そんな夢のある可能性よりも、まずは自分のコネと周りのコネやお客さんを駆使し、確実にお金になるビジネスをするべきです。

・稼ぎ方より守り方
営業こそ起業の全てだと考えているかもしれませんが、そうではありません。
もちろん営業がないと何も始まりませんが、会社の体力=お金です。
創業間もない時に稼いだお金を湯水のように使ったり無駄な経費に使うと会社に体力は残りません。
会社に体力がないと大きな勝負をする際に、戦うことができないのです。
ですのでいかに稼いだお金を保全、運用、投資し大きくするかが大事になってきます。
正しいところに投資し、資金を増やしてください。

以上3点が僕がベンチャーに勤めていた1年間に学んだことです。
安定させ、確実なものに取り組み、守りながら攻める。
とても当たり前のことですが、自分が主役になる(会社の代表となる)と意外と見えなくなりがちです。
もし起業したいけど悩んでるとかこんなアイデアあるけどどうだろう等あれば、相談してください。
僕なりの意見をさせて頂きます。

悩みはこちらに

最後になりますが、それでも僕は起業が大好きだし超楽しいです。

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