いきなりステーキ閉店の原因、そして株価と今後の予想

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いきなりステーキ閉店の原因、そして株価と今後の予想について皆さんにわかりやすくお話したいと思います。

  • いきなりステーキとは?魅力は?
  • いきなりステーキの衰退原因
  • ペッパーランチ事業分社化の要員
  • ペッパーフードサービスの未来

この4つのタームに分けて自分なりの意見を綴っていきたいと思います。
【1】いきなりステーキとは?魅力は?
いきなりステーキワイルドステーキ
いきなりステーキの最大の魅力は
・自分でカット場まで行って食べたい肉を好きなだけカットできるワクワク感。
・肉マイレージというマイルを溜めることにランクアップしドリンク無料やステーキ無料などの特典が受けられるゲーミフィケーションのあるシステムです。

このビジネスアイデアは俺のイタリアンからアイデアを得たという話や、同社系列店のステーキくに(お客様の所に肉を持っていき目の前でカット)から閃いたという話があります。
2013年12月に初出店し2019年には最終的に493店舗という爆進を遂げ1日1000食達成というギネス記録にも乗りました。

個人的にも大ファンでプラチナカード持ってます笑


いきなりステーキ

【2】いきなりステーキの衰退原因
いきなりステーキ業績悪化の原因について5つのファクターで解説します。
a)大量出店によるカニバリズム

2018年には2日に1店舗ペースで出店を重ねて行ったことによる近隣店舗と顧客を食い合うという事態に陥っていました。
これは他社のニュース記事などでも多く取り上げられていた事です。

b)ブランド不在による競合の乱立
ビジネスというのは始めた当初は顧客のために何でもするものです。しかし業績が上がり会社が上場して行くにつれ、
お客様のためといいながら多店舗展開をしていき売り上げのために走り出していく。
やっぱりステーキ
この時にいきなりステーキとしての『ブランド作り』をしていないと売り上げが下がった時に急降下するものなんです。
業種は違どルイヴィトンなどは従業員を超優秀な人材を入れることによりブランドを創出しているのです。

c)転職資金30万や入社3ヶ月は月収50万という金による誘致
2018年から2019年は潤沢な資金を元にたくさんの挑戦をしました。
その1つがこれです。
マズローの欲求5段階(ここでは割愛します)というものがありますが、それでいう所の金銭は一番下の層の生理的欲求にすぎないのです。
その上の承認欲求の成長や共感、そして使命などの欲求が満たされないのです。
3ヶ月50万もらった後に30万に下がったらどう思いますか?案の定3ヶ月でやめた従業員は多数でした。

d)粗悪な従業員による商品クオリティの没落
いきなりステーキの親元の株式会社ペッパーフードサービスは強姦や不法労働などの無法の絶えない会社です。
2007年:強姦拉致事件→(株)ペッパーフードサービスの一事業であるペッパーランチで女性客をスタンガンで脅し車庫で監 禁し性的暴行や強姦
ペッパーランチレイプ
2007年:暴行事件→同じくペッパーランチで店長が求人広告会社の従業員に暴行し1週間の怪我をさせた。
2009年:食中毒事件→同じくペッパーランチで病原性大腸菌O157を出し山口県の店舗が閉店。
2020年:労働基準法違反→いきなりステーキで外国人労働者(バングラデシュ人)を不正雇用。
バングラデシュ人
ここに記述した以外にも従業員同士のセクハラやパワハラが絶えないそうです。
そして何回か食事しに行きましたが、そんな不祥事やハラスメントが多い会社なだけあり、店内の不潔さや調理オペレーションが守られておらず、SNSなどを見ると店舗により肉の量や盛り付けがバラバラでクレームも多数。
このような状態では400店舗を綺麗にまとめるのは極めて厳しいです。


e)一ノ瀬邦夫の超ワンマン経営のリターンとリスク
一ノ瀬社長の信念は『自分が美味しいと思ったものはみんなも美味しいと思うに違いない』という信念から全てが成立しています。
カンブリア宮殿に出演された際も同じ事発言しており、いきなりステーキもハーゲンダッツや水大福という謎のデザートを販売していた時期がありましたが、これは自身がプライベートで食べて美味しかったから取り入れたそうです。
ヒットするときはこのアイデアベースの発言はとてもいいと思いますが、一度空振りをしてしまうと何度も空振りしてしまいます。
その軌道修正をしてくれる役員や従業員がいないというのは悲しい事ですね。

このように一ノ瀬社長の一声でやったアイデアベースのビジネスが真逆の方向に行ってしまっているのが現在だと思います。
まさに
『成功は偶然なり、失敗は必然なり』
という言葉の通りです。

【3】ペッパーランチ事業分社化
2020年6月1日効力発生ですが、ペッパーランチ事業のみ分社化することが決定しました。
100%、(株)ペッパーフードサービスの子会社で代表取締役は一ノ瀬邦夫氏とのことです。
これは何を意味するのでしょうか?
ペッパーフードサービス

(株)ペッパーフードサービスは12業態のレストランビジネスをやってますが利益比率としては
・いきなりステーキ事業 58% (国内)
・ペッパーランチ 37% (国内169店舗、海外332店舗)
・その他レストラン10業態 1.3%
・食品販売事業 0.7%

といきなりステーキに継ぐ主力事業であり、もはや大失速したいきなりステーキ以上に現在主力となってるペッパーランチ事業を分社化するのは驚きでした。

【4】いきなりステーキの未来
ペッパーランチ事業を分社化したことにより、いきなりステーキの未来は2つしかないと思います。

1)新会社のペッパーランチ事業売却の場合
→売却先予想:
・ステーキのフォルクスなども買収した焼肉の安楽亭グループ
・買収でデカくなり最近は大戸屋も買収した居酒屋甘太郎スタートのコロワイド
・(株)ペッパーフードサービスの主要株主であるエスフーズ
・居酒屋むらさ来や平緑寿司、そして焼肉業態8業態展開しているジーテイストグループ

a)ペッパーランチ事業を売却し、その資金を債務の返済に回し、(株)ペッパーフードサービスを会社更生法か民事再生法で復活

b)ペッパーランチ事業を売却し、その資金を債務の返済に回し、残資金を(株)ペッパーフードサービス、主にいきなりステーキに投下し一ノ瀬邦夫主導の元再起をはかる。

この2択かなと。
(株)ペッパーフードサービスを売却し、新会社のペッパーランチだけ残すとは現場から考えにくいと思います。

いきなりステーキリブロース
【まとめ】
一ノ瀬社長のトップダウンの経営体質が裏目に出た2019年2020年だと思います。

一度強固なビ ジネスモデルを作ると、多くの従業員はそのモデルを忠実に実行することだけに意識が向くものです。
例えどこか脆弱でも、ビジネスモデルを疑うより、今売り上げがいいから、そのあまやった方が考えなくても結果が出る。
人の心理ですが「余計なことを考えるよりも、自分に与えられた役割を全うした方が合理的」と考えるのは自然なことです。
そして、その期間が売り上げが爆増したり長い間安定すれば、やがて従業員は疑うことを忘れ、社長や役員が間違った意思決定をしても、気づかない状態に陥ってしまうのです。

人生も会社も同じです。

『俺はこれでいいのか?』

これが本質です。
今のいきなりステーキもそうですが売り上げの悪い時は、『ビジネスモデルがやばいんじゃないか?』という考え直す機会があります。

しかし右肩上がりの成長を続けていた2016年2017年のいきなりステーキにとっては、『ビジネスモデルがやばいんじゃないか?』という0地点に戻る必要性がないのです。
なぜなら上手く行ってるから。

上手く行ってる時は従業員も役員もビジネスモデルを100とした場合、90を確実と信じ10で将来の不安要素などを定義して疑問を投げ掛けているのです。

本当に大事なのはその90さえも疑う人間が必要なのです。しかしそれを行わないのは怖いからです。

何が怖いか?
みんなと違うこと、みんなから反発を受けること、そして大多数の従業員に対しておかしいと発言するために多くのエネルギーを費やすことになるからです。

だから全員90を崩壊寸前まで信じてしまうのです。大衆心理ですね。
かと言って多くの従業員が『90を疑う思考』だとビジネスは成立しません。
そのバランスが難しい。

始まりがあれば終わりがある。
終わるのはどんな時か?それを見据えることができないと『続かない』。

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